韓国馬山舞鶴女子高等学校 金先生のご挨拶

2017年1月23日

平成28年度 姉妹校留学生を引率して来られた金先生は

本校と馬山舞鶴女子高等学校が姉妹校を締結するに当たり

大変力を尽くしてくださった先生です。

今回、金先生が留学生の歓迎式で大変素敵なご挨拶をしてくださいましたので

ここに、先生のご挨拶を紹介致します。

 

みなさん、おはようございます!

毎年続いてこの時期にみなさんとの出会い、楽しんで待っていました。

みなさん、玉名女子高校を象徴する花は何でしょう?

本校生:梅 白梅 

太宰府天満宮にはこういう伝説の詩があるでしょう?

「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」

菅原道真殿様が京都から太宰府へ離れてくる時、お庭の梅の花を見ながら作られた詩です。

あの梅が一晩に、太宰府天満宮の安楽寺まで飛んできて、今も、春になると咲いている

梅の花が、何の梅ですか?

そうでしょう?あの飛び梅が主を憬れるその心持ちで、毎年春になると

馬山舞鶴女子高の生徒たちは、鶴のように首を長くして姉妹校のみなさんを

楽しみに待っております。

もう、姉妹校になって二十一年になってきます。

最初、短期留学生として馬山を訪問されましたみなさんの先輩は、

もう四十代のおかあさんになっているはずです。

もの間、うちの学校を訪問していただいた玉名のお客さんが1,000人以上。

両校の数を合わせますと2,000人以上になります。

このように、一度も止まらないで、交流が続けられてきたのは専ら、

両校の先生と生徒たちの強い意志とともに暖まるご配慮のお陰です。

今まで訪問されましたお客様の胸の内に残っている、温かい情けと美しい思い出は、

もう大事な人生の一部になっていると思います。

あの思い出が、時にはきれいな絵になったり、

子どもさんたちに聞かせてあげる物語になったり、

時には文化とも、政治とも、両国を繋げる丈夫な架け橋になることと信じているのは

私一人だけではないでしょう?

誰かに憬れて、忘れないというのは、どんなに美しい縁でしょうか。

誰も、永遠を約束することはできませんが、信じることはできます。

玉名女子高等学校と馬山舞鶴女子高等学校は、これからも、20年をこえて、

永遠な美しい縁になって、お互いに憬れる姉妹になっていくことを、

確かに信じています。

これからも、両校の発展と活発な交流が続けていくことを

心よりお祈り致します。

どうもありがとうございます。

 

 

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