名誉舎監櫻井登美子先生のレリーフ

2018年12月8日

「櫻井登美子先生」顕彰記念レリーフ

さくらいとみこ先生レリーフ 櫻井先生レリーフ

設置の趣旨

玉名女子高等学校にとって、学校教育と同様に重要な位置づけとなるのが寮教育である。本校綱領(「質実剛健」「温雅貞淑」「良妻賢母」)に基づく寮教育は、長年、櫻井登美子先生のご尽力によりなされてきた。先生は本校創立者新穂登免先生の孫にあたり、舎監として60年間、温かい眼差しと、時に厳格な姿勢で、寮生たちの生活すべてを見守り指導してこられた。その教えを受けた寮生は、2000名を超える。

また、夫君である櫻井丸雄先生のもとに集う教え子や玉名市民合唱団の若い有志たちを、登美子先生は料理やお酒で歓待し、母のような包容力で見守ってこられた。玉名の人材輩出の陰には、先生の内助の功があったのである。

登美子先生は知性・品性・教養にあふれた方で、亡くなる直前まで、玉名市民合唱団員および句会「花組」・「白梅」会員としてご活躍になり、学ぶことや人と交わることを楽しまれた。その美しいソプラノや愛にあふれる名句に心癒された者は多い。好奇心に富み、社交的で若々しい先生のお姿は、先生と出会えた我々すべての者にとっての道しるべとなるであろう。

寮生を、玉名女子高等学校を、人を、心から愛し慈しみ導いてくださった櫻井登美子先生の偉大な功績を讃えるとともに、その精神を後世まで継承するため、ここにレリーフを設置する。

櫻井登美子先生略歴

1924年(大正13年)      小国町生まれ

1944年(昭和19年~)    玉名高等家政女学校(現玉名女子高等学校)教諭

1947年(昭和22年)          櫻井丸雄先生(第七代校長)と結婚

1953年~(昭和28年~)   玉名家政高等学校(現玉名女子高等学校)舎監

2012年~(平成24年~)   玉名女子高等学校 名誉舎監

2014年(平成26年)     創立90周年に際し本校に1000万円寄付

2015年(平成27年)     逝去 享年91歳

2018年(平成30年)     レリーフおよび説明板設置

レリーフ制作者  下田眞一郎 氏 (元熊本県立高等学校長、元ヒロ・デザイン専門学校長)

 

櫻井先生のレリーフは、白梅寮食堂入り口に設置されております。

寮へおいでの際は、ぜひ櫻井先生のレリーフを見ていただき、

在りし日のお姿を思い出していただけましたら幸いです。

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