新年度 校長挨拶

2019年4月5日

    ~ ご挨拶 ~

鈴木田光孝玉名女子高等学校長 鈴木田光孝
 玉名白梅学園 玉名女子高等学校のHPを御訪問いただき有り難うございます。私は鈴木田光孝と申します。第12代校長としてこの4月に着任しました。創立95年の伝統と多彩な実績、そして、2万2千を超える同窓生を誇る、熊本県北部の女子教育の殿堂と呼ばれる本校を紹介します。
 熊本県玉名市のほぼ中央に位置し、校舎からは有明海や雲仙普賢岳、遠く阿蘇の外輪山や滔々と流れる菊池川が眺望できます。校庭には本校の校章にもなっている白梅が凜として咲き誇り、中庭にある「日本赤十字発祥の地」の石碑は、生徒たちへ「博愛の精神」を静かに語りかけています。
本校は、1925年(大正14年)、新穂登免先生(1872~1971 享年98歳 玉名市名誉市民)によって創設されました。「質実剛健」・「良妻賢母」・「温雅貞淑」を三綱領として掲げ、「白梅」を校章とし、文武両道の教育活動が行われています。学科及び生徒数は、4学科(普通科、ビジネス科、食物科、看護科)544人、及び看護専攻科91人、計635人です。普通科には、「総合コース」と「音楽・保育コース」、加えて今年度より「特進コース」が動き出します。ビジネス科には、「ライセンスコース」と「アニメデザインコース」。また、食物科も2年次より「調理専門コース」と「スイーツ&ベーカリーコース」に分かれ、より専門的な知識や技術の習得をめざします。この4学科体制で生徒の心を育て、可能性を広げ、進路希望の実現を図るべく、生徒・職員が一丸となり日々奮闘努力をいたしております。
 本年度も、前校長により提起された、他校と異なる本校ならではの「有り様」を表すコンセプト『凜として輝く女子校』を、目指す学校像としてスタートしました。

◆「凜として」…早春の厳しい寒さの中で花綻び、香しく花咲く白梅のように、どんな状況の中でも、自らを律し、信念を持ち、気品ある生き方をめざすこと。

◆「輝く」…個性豊かな生徒たちが、夢実現に向け誰もが自分スタイルで努力できる環境を創り上げること。  

◆「女子校」…学校の施設設備を含め、本校で行われるすべての教育活動を「女子校」に相応しく、明るく清潔で何事にも優しく(ユニバーサルデザイン=UD)、しかも、品性あるものとする。

 部活動も盛んです。運動部7、文化部7、同好会12があり、毎日練習に励んでいます。中でも、吹奏楽、バドミントン、卓球などは、例年、全国大会に出場し、好成績をあげています。また、国際社会で活躍できる人材の育成をめざし、アメリカ合衆国アイオワ州にある公立クラリンダ高校、大韓民国馬山市(マサン市)にある私立馬山舞鶴女子高校などとも交流を深めています。 
 最後に、本校は多様な学科・コースを有する専門高校ですが、目に見える進学・就職実績や部活動の入賞等だけを追いかけるような学校ではありません。最も大切なのは、「人として持つべき心(建学の精神)」を生徒達がまず身に付けること。本校では、このことを「見えない学力」と呼びます。それをしっかりと育み、それを土台に、質の高い学力・生きる力の獲得へと導いて参ります。それが、玉名女子高等学校が追いかける教育スタイルです。本校は、それをきちんと整えるため、この4月から、更なる進化を続けます。

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