私学には、建学の精神があります。本校は、大正14年、新穂登免という女性によって創設されました。彼女は、「新しい女性が、新生日本の未来を開拓していくのだ」との信念を持ち、女子教育に邁進しました。爾来、本校においては、三綱領「質実剛健・良妻賢母・温雅貞淑」を掲げ、人材育成をしてきました。
「良妻賢母」は、決して保守的な意味合いではありません。古い記録には「女性を単なる家庭労働者と考え独立の人格を認めないような古い道徳や保守的な教育は、本校においては与えられなった。烈々たる女性の主張と若い世紀の新しさが脈々として波打っているのが、本校の教育である。」と出てきます。この草創期の熱い思いが、本校の精神的支柱となって、今に受け継がれています。
現在、全国から集まった600人が、普通科・ビジネス科・食物科・看護科・看護専攻科において専門的知識や最新の技術を学んでいます。朝から爽やかな挨拶と歓声が響き、一日が始まります。放課後の部活動は活気に溢れ、毎年高い実績をあげています。外国の姉妹校との国際交流の中で、自然とグローバルな視点を育んでいます。
本校応援歌「青春のかがやき」は、「歩み続ける道の先に、ねえどんな、どんな未来を思うの?」「歩み続ける道の中で、ねえどんな、ねえどんな夢を謳うの?」と生徒に問いかけます。ここにしかないものを見つけた「白梅乙女」たちが、未来の夢を見据え、激動の青春をひたむきに生きている姿が、本校の自慢です。
三綱領 
短歌三首 伝新穂登免詠
- 霜雪をしのぎしのぎて咲きにほふ 梅の花こそ花の花なれ
- 〈霜や雪を堪え忍び、春一番に咲きにおう梅の花は、花の中の花であるよ。〉
- 春風のさそふまにまになびけども 乱れざりけり青柳の糸
- 〈柳の柔軟な枝は、春風が吹くがままに自由に揺れ動くけれども、乱れず、からまることはないのであるよ。〉
- これぞこれこの呉竹のみさをこそ 我が教へ子のしるべなりけれ
- 〈呉竹が、志を貫くかのように、天を目指してすっくと生えている。この姿こそ、教え子達の人生の道しるべとなるものだよ。〉
登免先生が詠まれたとされる、教育理念や熱き情熱、そして玉名女子高で学ぶ生徒の、人生の指針となる短歌。その中に詠まれた3つの植物が玉名女子のシンボルとなり、特に梅の花は校章として描かれています。
学校の特色
きめ細やかな指導! | 基礎学力の定着から進学指導まで!目標に合わせた個別指導! 自分にあった学習ができる習熟度別課外も充実! |
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生き生きとした生徒たち! | 明るく素直で、お互いの個性を大切にする生徒! 朝読書でスタートする1日。落ち着いて学習に取り組める環境! 行事は全て生徒会が企画!文化祭、体育祭は生徒主体!全力で楽しむ! |
国際交流が盛ん! | アメリカや韓国の姉妹校へ留学できる!留年なしで仲間と一緒に卒業が可能! 毎年やってくる留学生と生きた英語で交流ができる! |
すぐに社会で活躍できる! | 保育の専門科目が学べる「音楽・保育コース」 卒業と同時に調理師免許が取得できる「食物科」 事務職のプロになる!「ビジネス科ライセンスコース」 最短コースで夢を叶えよう!合格率トップクラス「看護科」 |
各業界で活躍されている | 社会人講師による講座、講演、実習多数!プロの技を間近で学べる! |
プロに直接学べる! | 30年度、食物科に「スイーツ&ベーカリーコース」も誕生! |